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HOT-Kチャレンジカップ 東北660選手権 第1戦


開催日:2014.5.18 場所:スポーツランドSUGO
主催:東北660選手権・大会事務局/スポーツランドSUGO http://www.sportsland-sugo.co.jp
4年目を迎えた新規格NAワンメイク
なんと予選落ちが発生する事態に!

 Kカー業界だけにとどまらず、国内モータースポーツに革命を起こした東北660選手権。東日本大震災で一度はすべて白紙になるかと思いきや、地元のエントラントや「東北を応援したい!」との遠征組が集まり、2011年からスタートしたイベントだ。2014年はシーズンイン直前に仙台ハイランドレースウェイの閉鎖が発表され、ショックを受けたドライバーやプロショップも多かったが、サーキットが変わってもレースの魅力が消えるワケじゃない。そんな声を代弁するかのように、開幕戦には過去最大の54台がエントリー。スポーツランドSUGOのグリッド数は45のため、9台が予選落ちしてしまう計算となる。ただし惜しくも予選を通過できなかったドライバーは、コンソレーションというカタチで5周のレースを行なうことに。クラス分けや車両規定は昨シーズンと変わりナシだが、2014年からすべてのドライバーに耐火性レーシングスーツの着用が義務づけられた。また今回の開幕戦は、初の2ヒート制を採用。しかも2レース目は先頭から8台の順番を入れ替えるリバースグリッドとなり、大混戦になることは間違いないだろう。


■1クラス

 最高峰の1クラス。ただしSUGOはストレート区間が長いため、LSDナシで直線の転がり抵抗の少ない2クラスや3クラスの上位陣も、ドライバーの技術しだいでは1クラスに匹敵するタイムを記録する。しかしながら、やはりベテランはベテラン。スーパー耐久で数々のチャンピオンを獲得した大橋正澄、同じく公式レースの経験が豊富なアネザキの2名は、安定したレース運びでバトルしながらも他の追随を許さない。予選はポールがアネザキで2番手が愛弟子のトモキ、大橋は3番手に落ち着いたものの、レース序盤であっさりとトモキをパス。その後はアネザキを射程に捉え、「インフィールドは向こうが速いのでムリをせず、ホームストレートのスリップを狙っていました」との言葉どおりに仕掛け、大橋が逆転優勝を遂げる。3位はトモキ、4位は松本勝利。ニューマシンを投入したアベは他車との接触により順位を落とす。第2ヒートはリバースグリッドのルールにより、大橋は8番手、アネザキは7番手からのスタート。周回数も5ラップと少ないが、アッという間に2台が抜け出してトップに躍り出て、予選のポジションどおりアネザキが逃げ切った。3位は第1ヒートと同じくトモキ、4位には斉藤剛秀が食い込んだ。


■2クラス

 昨シーズンまではエントリーがあまり多くはなかったが、2014年は狩野治・高橋和矢・伊藤知之・渡邊勝洋らが3クラスからステップアップし、ある意味イチバン面白そうなクラスとなっている。さらに公式レース経験のあるMサトシに池田照重、関西から遠征していきなり表彰台をゲットしたてらちゃんも引き続き参戦し、誰が勝つのかまったく予想がつかない状況だ。予選のポールは狩野で、なんと総合でも2番手。2番手からはMサトシ、高橋、てらちゃん、池田、渡邊、そして初参戦の岡崎良紀と続く。第1ヒートはスタート直後にMサトシがアクシデントによりリタイヤ、狩野が1クラス勢に割って入りつつ逃げ切った。2位は高橋、3位はてらちゃん。初参加の岡崎は3つポジションを上げて4位で入賞を果たす。第2ヒートはさらなる混戦が予想されたが、3周目には第1ヒートと同じような順番に落ち着いた。最終的なポジションも第1ヒートと変わらず、狩野が嬉しい2連勝を果たす。2位以降も同じく高橋、てらちゃん、岡崎と並ぶ。渡邊は第1ヒートの接触で負ったダメージにより出走せず。狩野は第1ヒートと第2ヒートを制し、予選のポールポジションと決勝のベストラップも獲得、ポイント総取りとなった。


■3クラス

 相変わらずイチバン台数の多い3クラス。4回の表彰台を獲得したドライバーは参戦できない規定があるため、毎シーズンごとに新しいヒーローが登場する注目のクラスだ。今シーズンは関西からの遠征組であるセ界の金田と、Aガレージの一員であるヨネモリが飛び抜けるだろうと予想。想像どおり予選はポールがセ界の金田、2番手がヨネモリというオーダー。3番手にはAガレージのイズミ、4番手には初参戦&初レースの大泉良文が入る。サーキット経験すらほとんどない若者だが、バックヤードファクトリーのレンタル車両でエントリー。第1ヒートは序盤の混乱にも巻き込まれず、セ界の金田が独走状態で逃げ切った。2位はAガレージ同士のバトルを制したイズミ、3位はヨネモリ、4位は大泉という順番。第2ヒートになってもセ界の金田の速さは衰えることなく、総合でも5番手に入る速さを見せ付けて2連勝を飾った。2位はヨネモリが第1ヒートの雪辱を果たし、イズミは3位でフィニッシュ。4位にはまたもやAガレージのアビコが入り、5位は初参戦の菊地哲也。表彰台の獲得回数で考えれば、セ界の金田とヨネモリは今シーズンが最後の3クラスだろう。両者の一歩も引けない戦いは第2戦以降も注目したい。


■4クラス

 初年度から力を入れてきたAT&CVTの4クラス。昨シーズンの1クラスでチャンピオンを獲得した倉島直典、バックヤードファクトリーの一員でヴィッツレースで活躍した椎根克彦、昨シーズンのチャンピオン長谷川清弥とドライバーもそうそうたるメンツだ。さらに4クラスの功労者といえる玉川澄人が初のトヨタ車ピクシス・エポックを投入、初年度の1クラスに参戦していた東郷禎史がミライースでエントリーを表明するなど、話題にはこと欠かない。予選は倉島が2分フラットでポールを獲得し、東郷、長谷川、Aガレージのキクチン、椎根と続く。決勝の第1ヒートは倉島が逃げ切りポール・トゥ・ウィン。2位は久々の参戦となった東郷、前年度チャンピオンの長谷川は3位という結果に。第2ヒートは倉島がなんと痛恨のスピンを喫し、大きくポジションを落としてしまう。その隙を突いた長谷川がチャンピオンの意地を見せて優勝。2位は東郷で着実にポイントを稼ぎ、3位は不慣れな2ペダルに戸惑いながらも椎根が入賞を果たした。玉川はCVTのインジケーターが点灯するトラブルに見舞われ、惜しくもポテンシャルを発揮できず。元祖ATマイスターとして、第2戦以降での巻き返しを期待したいところだ。


■コンソレーション

 コンソレーションはクラスに関係なく行なわれる。決勝に出走できる台数はクラスごとのエントリー数で決まり、単純にタイムで上から数えるワケじゃないというのも、東北660選手権ならではの方式だ。トップは初参戦で2クラスの金島敏和、2位は車両トラブルで予選に出走できなかった北見拓也。3位は唯一のスバル車で戦う一條純、4位はガレージ・カリノから参戦する橋本謙治となった。

■RESULT

●予選  ●決勝ヒート1  ●決勝ヒート2  ●コンソレーション

更新日:2014/9/10(佐藤 圭)
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